観葉植物・自然

観葉植物を買ってみました。丁寧な暮らしをしている感じがします。

話は飛びますが、特に用事がない天気の良い週末は、ロードバイクでヒルクライムをしたり、トレイルランニングをしに行くことが多いです。良い運動になるのはもちろんのこと、終わった後に異常に自分の頭がリフレッシュするというか、冴えている気がします。

ただ、平日もジムでの運動や家の周りをランニングをしており、運動という習慣自体はあります。しかし、週末のロードバイクやトレイルランニングには、平日の運動以上の効果があるような気がしてならないのです。そのため、平日と週末の違いは運動ではなく、自然に触れているかどうかではないかと思い始めました。

そんなことをボヤボヤ考えていたので、まず NATURE FIX (opens new window)という本を読んでみました。観葉植物を買ったのはこの経験や本の影響です。しっかり世話ができるか不安ですね。

# 自然の効果

この本において著者のフローレンス・ウィリアムズさんは各国の研究者の元を訪れながら、時には自分で体験しながら、自然がなぜ心身の健康に結びつくのかということを探求しています。日本の森林浴に関しても触れられています。

最初に「バイオフィリア仮説」という考えが紹介されます。これは、自然が人間の心の平穏、明晰な認知機能といったものを向上させる効果があるのでないか?という仮説です。これを裏付ける観測がいくつかなされおり、今も調査が続けられているようです。

自然が健康に良い影響を及ぼすとしても、単一の理由があるわけではなく、様々な要因によります。具体的には、嗅覚に作用しているフィトンチッドや土の匂いのもとであるゲオスミン、自然音によるストレス低減、自然内部にあるフラクタル構造の視覚効果、などなど多用な理由によるようです。

# 何をすれば良いのか

仮に自然が心身の健康向上へ寄与するとして、具体的に何をすれば良いのか提案もなされています。

1つの目安として、1ヶ月のうち5時間を自然の中で過ごすことが紹介されています。これはわざわざ森などに行かずとも都心の公園でも良いそうです。これにより、リラックスでき、生活への活力が上がり、創造性も向上するという結果を得られたそうです。

また、ネイチャー・ピラミッドという考え方も紹介されています。下記の図にあるように、日々・週ごと・月ごと・年ごとにどのように自然と触れ合っていけば良いかが分かります。

都会に住んでいても、日々公園などを散歩をし、週末には大きめの公園などに行き、たまには遠出をしてさらに大きな自然と触れ合うという考え方です。

# 買った観葉植物

やっと買った自慢の観葉植物を紹介です。そんなこんなで、日々自然と一緒に暮らすことはまあ悪くはなさそうです。私が最初に買ってみた観葉植物は「ドラセナ ワーネッキー レモンライム」というものです。

観葉植物を買う前は、空気の清浄効果があるものが良いなと考えていました。観葉植物のことを調べるとよく引用されている1989年のNASAの調査 (opens new window)があります。これによると、スパティフィラムなどが空気清浄効果がありそうです。

しかし、よくよく詳しく調べるとその研究の実際的な効果は近年の研究 (opens new window)により否定されていました。参考 (opens new window)。確かに植物に空気清浄効果はあるようですが、そのスピードが遅すぎるため部屋に植物を1つや2つ置いた程度では、建物やエアコンの換気に追いつかないようです。

とはいえ、NATURE FIXで学んだように植物には空気清浄効果以外にもそれなりの効果がありそうなので、HitoHana (opens new window)で見つけた格好良いものを買いました。注文した次の日に到着して驚きました。

まずは時間を過ごすことが多い作業部屋に観葉植物を導入しました。これで体調やメンタルに何か違いを感じたらリビングなどにも導入してみようかなと思います。ゆくゆくは森の中にセカンドハウスを持ち、週末はそこで過ごす2拠点生活をしてみたいですね。